憧れはかつてチェルシーでも活躍したディディエ・ドログバ

ナポリのオシムヘン photo/Getty Images

ナポリのストライカー、ヴィクター・オシムヘンは自身が望む移籍先としてチェルシーを選ぶかもしれない。 フランス放送局『RMCスポーツ』に所属するベルギー人ジャーナリスト、サーシャ・タヴォリエリ氏によると、ヴィクター・オシムヘンが夏の移籍先として選んだクラブはチェルシーだという。オシムヘンはキャリアの次のステップについてすでに決断を下しており、この夏の移籍市場での退団が濃厚。チェルシーやアーセナルといったビッククラブ間での争奪戦が予想されるが、オシムヘンが望む移籍先はチェルシーである可能性が高いとのことだ。 ナポリに所属するオシムヘンは今シーズンここまで、公式戦18試合に出場し8ゴール3アシストを記録しており、現在はナイジェリア代表としてアフリカネイションズカップに参加している。先月に同チームと2026年6月までの契約延長にサインをしたばかりだが、早くも今夏に移籍することが決定的となっている。 オシムヘンは幼い頃からの憧れの選手として、かつてチェルシーで輝かしい功績を残したディディエ・ドログバ氏を挙げている。現在開催されているアフリカネイションズカップのカメルーン戦後には、その憧れのドログバ氏と談笑するオシムヘンの姿がSNS上にアップされ、現地サポーターからはドログバ氏がオシムヘンをチェルシーに勧誘しているのではないかといった声も挙がっている。 チェルシーと相思相愛のオシムヘンだが、先月結んだ新契約には1億2000万ユーロ（約192億円）から1億3000万ユーロ（約208億円）ほどの契約解除条項が含まれており、移籍のハードルは極めて高い。仮にプレミアリーグへの移籍が実現すれば、今夏にチェルシーへ移籍したモイセス・カイセドの移籍金1億1500万ポンド(約212億円)の最高額記録が更新されるかもしれない。オシムヘンは自身の憧れであるドログバ氏と同様にチェルシーのユニフォームに袖を通すのだろうか。今後の動向に注目していきたい。