「勝っているチームは変えるべきではない」VCARBのバイエルCEOは格言を用いて、角田裕毅と契約延長の理由を説明|F1
ビザ・キャッシュアップRBのピーター・バイエルCEOが、2025年も同チームから参戦確定となった角田裕毅について、契約延長の喜びを語った。 【動画】カナダGP予選では角田裕毅のVCARB2025年契約延長発表を、F1の国際映像でもお知らせ 「ユウキはレッドブルジュニアプログラムの出身であり、ホンダの育成ドライバーとしてここまでやってきた。両グループでサポートする人たちによる、素晴らしい仕事のおかげで現在のパフォーマンスレベルに到達できた」 バイエルCEOは「“勝っているチームは決して変えるべきではない”という格言がある。この言葉通りで、ユウキが今後もこのチームの一員でいてくれることを嬉しく思う」と続け、チームの屋台骨を支える存在になった角田の成長に目を細めた。 「彼はレーストラック内外でとても貴重な存在であり、その魅力的なパーソナリティは世界中のファンから支持を受けていて、人気も高い。これからもユウキが一緒にいてくれることは、とてもエキサイティングなことだよ」 レッドブルは4日に、セルジオ・ペレスと2026年までの契約延長を発表したばかり。角田にとってはレッドブル昇格の道はあと2年閉ざされる状況になり、他チームからの関心も伝えられていた。 今回、VCARB側が契約延長オプションを行使したことにより、例年に比べてもかなり早いタイミングで角田は残留が決まることになった。ライバルチームからの引き抜きを防ぐというチーム首脳陣の意図もあり、早期に来季のシートが定まる結果となった模様だ。