【最新版2024ドラフト候補ランキング│21~30位】社会人屈指の好捕手・野口に加えて広陵・高尾、旭川実・田中など高校生投手が続々登場<SLUGGER>
▼25位:高尾響[投手・広陵高](前回順位:27位) (たかお・ひびき/右投右打) 名門・広陵で1年夏から背番号1を背負う実戦力の高い右腕。上背はないものの、力を入れるとストレートは145キロを超え、コーナーに投げ分ける制球力も備えている。この夏の広島大会でも4試合、19回を投げて1失点と抜群の安定感を見せ、チームを4季連続となる甲子園出場に導いた。 タイプ診断:#安定感 #大黒柱 ▼24位:山口廉王[投手・仙台育英高](前回順位:圏外) (やまぐち・れお/右投右打) 今年の東北を代表する大型右腕。昨年夏まではベンチ外で、秋も早々に敗退したが、冬の間に大きく成長し、春には最速151キロをマークして話題となった。左足を高く上げ、倒れ込むようにして投げ込むフォームは迫力十分。193㎝の長身ながら変化球の使い方が上手いのも持ち味だ。 タイプ診断:#ダイナミック #スケール大 ▼23位:坂口翔颯[投手・国学院大](前回順位:15位) (さかぐち・かすが/右投右打/報徳学園高) 東都一部で通算10勝を誇る右腕。1年秋には最優秀投手とベストナインを受賞し、3度出場した全国大会でも見事な投球を見せている。高い位置から縦に腕が振れ、140キロ台中盤でも空振りを奪えるストレートが持ち味。今年の春は好投しながらも勝ちには恵まれなかっただけに、秋はチームを勝ちに導く投球を見せてもらいたい。 タイプ診断:#先発タイプ #ボールの回転◎ ▼22位:田中稜真[投手・旭川実](前回順位:圏外) (たなか・りょうま/右投右打) ロッテに所属している兄(田中楓基)よりも素材は上と言われる本格派右腕。春の北海道大会で151キロを計測すると、夏の初戦では11者連続奪三振も記録するなど見事な投球を見せた。少しテイクバックが大きいフォームだが、流れはスムーズで躍動感も申し分ない。高いポテンシャルと完成度を兼ね備えており、上位指名の可能性も十分だ。 タイプ診断:#ドクターK #兄弟選手 ▼21位:麦谷祐介[外野手・富士大](前回順位:17位) (むぎたに・ゆうすけ/右投左打/大崎中央高) 地方大学で注目を集めている強打の外野手。昨年は大学選手権で下村海翔(青山学院大→阪神1位)、明治神宮大会で常広羽也斗(青山学院大→広島1位)からともにホームランを放つなど大活躍を見せた。センターから見せる強肩も大きな魅力で、外野手としての総合力の高さは大学全体でもトップクラスだ。 タイプ診断:#強打の外野手 #ドラ1キラー 文●西尾典文 【著者プロフィール】 にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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