かが屋・加賀の写真集で注目! 趣味&特技を活かす令和のタレントたち
お笑いコンビ『かが屋』の加賀翔(31)がカメラマンを務めた写真集『まあるいふたり』(小学館)が発売された。 【画像】小説を世に送り出した加賀「自信満々な表情」がかっこいい! 「『ラヴィット!』(TBS系)で趣味のカメラがフィーチャーされ、番組やイベントの撮影を担当するようになったことで撮影の仕事が急増しています。今年5月には『ヤングマガジン』(講談社)のウェブコーナーで″ミスマガジン2021″の山岡雅弥(19)を撮り下ろしていますし、11月には2冊目の写真集『芸人地図』(東京ニュース通信社)が発売される予定です。プロ顔負けの活躍ですよ。いまのカメラは高性能なので、最低限の技術を持っていれば綺麗な写真は撮れる。いい写真を撮るには、被写体との関係性のほうが大事になってくる。気心の知れた加賀だからこそ、芸人たちのいい表情を引き出せるわけです」(放送作家) 加賀のように、趣味や特技を仕事にするタレントが増えている。吉本興業は’19年に新プロジェクト『ブカツ!』を発足。ドラマ部や司会部など、芸人たちが趣味や特技を仕事に繋げている。 「平成中期までの芸能界はいわゆる″陽キャ″が中心にいましたが、中川翔子(39)がアニメ好きキャラでブレイクしたあたりから、文化系タレントが続々と台頭。『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の″くくり″企画のヒットもあって、漫画や読書、鉄道やラグビーなど、これまであまり光が当たらなかったニッチな趣味がポジティブに捉えられるようになり、アピールするタレントが増えました」(キー局プロデューサー) 旧ジャニーズタレントも例外ではない。『NEWS』の加藤シゲアキ(37)は’12年に作家デビューし、’20年と’23年に『直木三十五賞』にノミネート。小山慶一郎(40)は、趣味のキャンプに関する番組をスタートさせている。 「『KAT-TUN』の中丸雄一(41)も漫画家としてデビュー。活動休止がもったいないですけど、漫画でも再出発できる可能性があるのは彼の強みですよね(制作会社ディレクター) ◆今狙い目の引っ張りだこになる「趣味」とは… ネット配信番組の増加もあって、「趣味系タレントの需要は高まっている」と前出の放送作家は指摘する。 「『マテンロウ』のアントニー(34)は、アジア最大級のポーカーイベントで優勝する腕前。ラジオ局のinterfmでポーカー関連の冠番組を持っています。 公営ギャンブルは配信番組に力を入れているため、競輪好きで知られる『U字工事』らが積極的に起用されています。『グランジ』の大(44)なんて、吉本芸人の今年上半期の営業本数1位に輝くほど引っ張りだこ。かつて、妻である″椿鬼奴(52)のヒモ″扱いされていたのがウソのような快進撃です」 そんな趣味&特技系で狙い目なのが、「マラソン」なのだという。 「タレントにマラソンさせる企画は昔からある″定番″なんですが、芸能人ランナーたちの高齢化が進んでいて人材不足なんですよ。『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)の『100㎞サバイバルマラソン』で優勝した『モシモシ』の、いけ(31)のような若手は貴重。もう少し本業で知名度が上がれば、争奪戦になるでしょうね」(前出・制作会社ディレクター) これまで以上に趣味&特技系タレントたちを目にする機会が増えそうだ。 『FRIDAY』2024年10月18・25日合併号より
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