ドラマ「教場」いよいよ再始動 51歳「木村拓哉」が大忙しな理由 秋にライブツアー、冬に「グランメゾン・パリ」公開も
木村拓哉(51)主演のドラマ「教場」(フジテレビ)が、復活に向けて動き出したという。ジャニー喜多川氏による性加害問題が公のものとなり、昨年来、旧ジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)に所属するタレントの多くは活動を縮小させている。しかし、キムタクは違った。 【写真14枚】キムタク主演だとキャスティングが「まるで映画」に? “豪華すぎて2度見するレベル”の教場0・Believe出演者たち ***
ドラマ「教場」シリーズは、長岡弘樹氏による警察学校を舞台とした警察小説が原作。第1作は2020年1月に2夜連続で新春ドラマスペシャル枠で放送され、隻眼(せきがん)で白髪の冷徹な警察学校教官・風間公親(かざま・きみちか)をキムタクが演じて話題となった。視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)は2話とも15%台。翌年1月にも同枠で第2作「教場II」が2夜連続で放送され、こちらも13%台を獲得した。 さらに、昨年4月期には月9枠で連ドラ「風間公親―教場0―」が放送され、平均視聴率9・8%を記録。民放プロデューサーは言う。 「『教場0』では風間が警察学校に赴任する以前の出来事として、彼が右目を失った過去が描かれると同時に、なぜ警察学校の生徒たちに厳しく当たるようになったのかも描かれました。初回視聴率は12・1%を記録。実は、月9枠では『教場0』以降、二桁の視聴率が出ていません。地上波離れが進む中、改めて彼が持つ数字の凄さを思い知らされました」 そんな中、連ドラの放送終了直後から進行していたのが、今年1月に放送が予定されていた「教場」の新作だった。 「ところが、ジャニー喜多川氏による性加害問題が公のものとなり、昨年9月にジャニーズ事務所は記者会見で謝罪、少年隊の東山紀之が同事務所の社長に就任することになりました。ちょうどその頃に『教場』の制作延期が報じられたため、性加害問題によりスポンサーが降りたのではないかとも言われました」
多忙なキムタク
しかし、フジはそれを否定した。9月29日に行われた定例記者会見で、編成担当の大多亮専務が「教場」の制作延期を認めた上で、こう語ったのだ。 「脚本の内容をもっと詰めたいよね、精査もしたいよね、というようなディレクター、プロデューサー、キャスト、木村さんも含めてですけど。そういう状況の中で、ここを直したら、このセットどうするの、予算どうするのとか、どんどん副次的に広がっていく。クランクインまでの整合性を考えると、ここで無理をしないで来年にという話になったのが真相」 さらに、スペシャルドラマの予定だったことも明かした。 「編成の立場で、連続ドラマだったら、相当しびれた状況になっていましたけど、単発ドラマを予定していましたんで。制作現場がキャストもスタッフもこれで行きたい、というような状況を待つのがいいと思い、延期という判断をした。中止ではない。来年でよきところで制作ができれば……」 その一方で、今年に入ってからのキムタクは多忙だ。 「1~3月は今年の冬に公開予定の映画『グランメゾン・パリ』の撮影、3~6月は4月期の連ドラ『Believe―君に架ける橋―』(テレビ朝日)の撮影が入り、9月からは年末まで続くライブツアー『TAKUYA KIMURA Live Tour 2024 SEE YOU THERE』が始まります。同時に、公開を控えた『グランメゾン・パリ』の宣伝も行わなくてはなりません。来年には映画『マスカレード』シリーズの新作の撮影に入ると言われています」 ライブツアーに先駆けて、8月20日には3枚目のアルバム「SEE YOU THERE」も発売された。