味良し、コスパ良しな“究極の自給自足寿司”。予算1万円以下で楽しむ千葉の絶品寿司店

寿司マニアである寿司リーマンさんに、行きつけの名店を教えてもらう本連載。 今回紹介するのは、千葉県・木更津駅から徒歩圏内の至便な場所にある、大将自らが釣った魚を味わえる寿司店だ。 【写真10点】「寿司リーマンが絶賛する木更津の“究極の自給自足寿司店”」の詳細を写真でチェック

全ジャンルの寿司を愛し、900日以上連続寿司生活を送る31歳ビジネスパーソン。累計3万貫の寿司を食す。大将やお客さんとの会話や出会いが生まれるカウンター文化の魅力に取り憑かれ、四六時中寿司のことで頭がいっぱいの寿司愛好家。全国の名店を紹介するInstagramやYouTubeは総フォロワー16万人超え。TV番組やWEB媒体などのメディアにも多数登場。2024年6月に初の書籍『寿司の「魔力」 ―850日間連続で寿司店に通いつづけ、30000カンの記憶とともに考えたこと』（株式会社読書人）を出版。

こんにちは、寿司リーマンと申します。全国の回転寿司から高級寿司店まで、すべての寿司を愛し、900日以上、毎日寿司を食べ続ける生活を送っています。 そんな私が今回紹介するのは、大将が自ら海で釣った魚を握る“究極の自給自足寿司店”。 この記事を通して、ひとりでも多くの方が、寿司の素晴らしさを体験するきっかけになれればうれしいです。

JR木更津駅からも程近い、地元でとれる鮮魚が楽しめる寿司店

店名の通り、多くの客が集う木更津の人気店。

千葉県木更津市に店を構える「すし処 つどい」は、大将が週に数回、自ら海釣りを行い、新鮮な魚を店で調理して提供するというスタイルを取っています。 釣った魚はその日のうちに店に運び込み、すぐに手当てが施されます。季節によって変わるさまざまな旬の魚に適した仕込みを行い、当日に提供するものもあれば、数日間寝かせて提供することも。

大将が実際に釣ったサワラ。

例えば、カワハギは新鮮な状態でしか食べられない肝と和えて提供。シマアジは数日間寝かせて、脂のうま味を凝縮させてから提供します。

新鮮なカワハギの身と肝を和えて握った芸術的な1貫！

実はこの店、寿司居酒屋として営業しているため、つまみメニューも充実しています。

11日間寝かせた縞鯵は、見るからに脂が回っている。

季節ごとに変わるメニューの中でも、特に夏に提供される地物の「金アジ」を使用した揚げたてのアジフライは、絶対に食べてほしい逸品です。

生で食べても美味しい「金アジ」のフライは、おろしわさびでさっぱりといただくのがおすすめ。

サクサクの衣とジューシーなアジの組み合わせは、一度食べたら忘れられない美味しさです。ほかにも、地元の野菜を使用した唐揚げも絶品。 普通の寿司店ではなかなか出てこない揚げ物メニューを、お酒とともにぜひ楽しんでください。

地元千葉の野菜を使用した揚げ物も絶品！

料理はもちろん、お酒も特徴的。取り揃える日本酒は千葉の地酒のみ！ 唎酒師でもある奥様の女将がお酒の説明をしながら、丁寧に提供してくれます。

大将の高橋正樹さんと女将の高橋栞菜さん。夫婦二人三脚の温かい雰囲気の店。

そんな女将目当てにくる常連客も多いそう。女将の温かいおもてなしと、美味しい地酒のペアリングは、訪れる人々にとって大きな魅力です。 料理だけではなく、提供スタイルも高ポイント。一斉スタートやおまかせ制ではなく、空いていれば都合の良い時間に入店し、好きなネタを好きなだけ注文できる「おこのみ」スタイルで寿司が楽しめます。