BE:FIRSTに改めて問う、「世界」とは?「7人で変わらずにいれば届くと信じています」
こんなに楽しく届けられる音楽はない
――作品の中でも、「東京ドームはひとつの通過点」というコメントがありました。目指すところは世界だと思うのですが、みなさんが考える「世界」の定義を教えてください。 SOTA 単純に海外でライブをしたら世界進出、というのも間違っていないと思うんですけど、日本に持ち帰ってきたときに、自分の国の音楽シーンが動くことが最終的に「世界に行く」ということだと思うんですよね。 僕らが世界に行きたい、というよりは、日本語や、日本の文化を大事にしてるし、帰ってきたときに、日本の音楽カルチャーが上書きされるようなものでありたいんです。そういう気持ちで「いってきます」と言うほうが、絶対に応援のしがいがあるんじゃないかな、と。そういったものをしっかりと背負っていくことは意識しています。 ――日本の音楽というものを背負って。 SOTA 本当に何をしに行くか、だと思うんですよね。世界進出は人それぞれだと思うんですけど、僕たちは日本を代表して行って、日本の音楽、価値観を底上げできるような活動をしていきたいな、と思っています。 ――BE:FIRSTだからこそできること、ということだと思うんですが、現在の「BE:FIRSTらしさ」というのはどういとうころだと自覚されていますか? JUNON 難しいですけど……仲が良いところですね。それがパフォーマンスやライブに現れると思うので。「仲が良い」ということが一番、失ってはいけないものだと思います。 SOTA グループで考えると、本当にやりたいことをやっているし、やらせてもらっていると思います。だから、ステージ上で誰よりも、どのグループよりも楽しんでいる自信があります。 ――世界進出という点で、今、課題として感じてるところがどういったところですか? SOTA 音楽的なところで言ったらいっぱいありますね。技術的なこともありますけど。 でも、BE:FIRSTを変わらないままやっていけば多分届くと思うし、本当に時間の問題だな、って人生で初めて感じています。こんなに楽しく届けられる音楽はない、という自信があるんです。 ――これまでで一番大きく感じた壁みたいなものはありますか? SOTA 言い方は難しいですけど、音楽だけで見ていない方は多いし、音楽だけでは通用しないような場面にもたくさんぶつかってきました。でも、それでも負けちゃいけない、という気持ちと、「じゃあどうしようか」という工夫がこれからの課題ではあるかなと思います。 やっぱり一番は本当に僕らが自由に楽しんでいることが大事ですし、その魅力を失ってしまうとBE:FIRSTの意味がない。最初に社長が掲げた「音楽ファースト」というところはずっと大切にしていきたいと思います。