ハクチョウ12年ぶり2000羽超 根室で今季第1回飛来調査
北海道の根室市原生野鳥公園ネイチャーセンターは26日、オオハクチョウの飛来数をまとめた今年度第1回個体数調査結果を発表した。「白鳥の湖」とされる風蓮湖周辺と隣接する温根沼に飛来しているオオハクチョウの調査で、2012年以来12年ぶりに2000羽超えを記録した。 個体総数は2003羽。うち幼鳥の割合は10・4%(209羽)と、ほぼ平年並み(昨年初回143羽)だった。調査は25日に実施。最も多く確認されたのは温根沼(温根沼、道大橋周辺の根室湾)で922羽(幼鳥111羽)、次いで風蓮湖の春国岱周辺459羽(同36羽)、風蓮湖の中西部(走古丹、風蓮川河口周辺など)が622羽(同62羽)だった。 同時期の過去5年間平均は1157・8羽で、最大数は21、22年が11月に2年連続2000羽を突破していたが、昨年の最大数は1539羽だった。 調査は根室市からの委託業務で春に2回、秋に4回実施しており、今秋第2回目は11月上旬を予定している。
釧路新聞