バックカントリースキーヤーか 北ア八方尾根で男性1人不明 北部に大雪警報 県警「事前に気象確認を」
長野放送
北アルプスの八方尾根でバックカントリースキーをしていたとみられる男性1人の行方がわからなくなっています。八方尾根では14日、男性1人が雪崩に巻き込まれて死亡しています。一方、県内は16日夕方にかけ大雪となる恐れがあり、長野地方気象台は県北部に大雪警報を出しました。 15日午後、麓から見た「八方尾根」。雪と強い風により稜線を見通すことはできません。 警察によりますと行方不明になっているのは日本人の男性1人で、14日、4人グループでバックカントリースキーのため入山したということです。 しかし、15日午前、仲間2人から「天候が悪く、2人と連絡が取れなくなった」などと通報がありました。 警察などが捜索し、男性1人は午後発見されました。命に別条はないということです。 18時現在、男性1人の行方が分からず、連絡も取れない状況です。 八方尾根は未明から朝にかけ30センチ以上の雪が積もったとみられ、日中も天候が悪い状態が続いています。上空からの捜索はできず地上から警察などが捜しています。 八方尾根では14日もバックカントリースキーをしていた栃木県宇都宮市の30歳男性が雪崩に巻き込まれて死亡しました。 県内は16日夕方にかけ北部山沿いなどを中心に再び大雪となるとみられ長野地方気象台は県北部に大雪警報を出しました。 16日午後6時までの24時間予想降雪量はいずれも多いところで中野飯山地域60センチ、北部山沿い50センチなどとなっています。 積雪の多い傾斜地ではしばらくの間、雪崩に注意するよう呼びかけています。 また、警察は山に入る際は事前に気象情報などを十分に確認してほしいと呼びかけています。
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