天津飯の意外な一面が明らかに…「ドラゴンボール」乙女チックな声で披露した排球拳
硬派すぎる男が見せた“乙女”な一面に、ドン引き……いや、どう反応すればいいかわからなかった視聴者も多かっただろう。豊富な技の持ち主で、たびたびファンを驚かせてきた天津飯(CV:鈴置洋孝)。その技の中でも一際異彩を放つ「排球拳」を覚えているだろうか。 【映像】排球拳いくわよー!(4分15秒ごろ~) 天津飯といえば元祖「舞空術」の使い手で、その後味方のピンチをたびたび救うことになる元祖「太陽拳」の使い手でもある。腕が4本に増える「四妖拳」や、4人に分身して戦うことのできる「四身の拳」など、天津飯だからこそ使える技にファンは興奮した。 第22回天下一武道会では、「四身の拳」こそまだ披露する前だったが、寿命すら縮めてしまうほど圧倒的な破壊力を持つ「気功砲」や四妖拳はすでに使えていた。しかし、天津飯がそれらの技を差し置いて“とっておき”と表現した技があった。その技こそ「排球拳」だった。 天津飯が排球拳を出す直前には、仲間の餃子(CV:江森浩子)は「あ……あれをやる気ですね!」と身構え、師匠の鶴仙人(CV:永井一郎)も悟空のことを「あのガキは死んだ!」と確信した。どれほど凄い技なのか、テレビの前で身構えていた視聴者は多かったはずだ。 皆が固唾を飲んで見守るなか、天津飯は不敵に笑うと悟空を空高く放り投げた。その直後、天津飯は「排球拳……いくわよ~!」と野太くも乙女チックな口調で掛け声を上げる。次の瞬間には自身で「はあーい!」と一人芝居のように呼応。天津飯の背景にはバラの花びらが舞っていた。 そして落下してくる悟空をバレーボールに見立てて「ワン!」でレシーブ、「あっ、ツー!」でトス、そして悟空より高く飛び上がると気の抜けるような「アターック!」の掛け声とともに強烈な一撃で悟空を武舞台へと叩き落とした。 普段の硬派な姿とは180度違う、真逆ともいえる乙女チックな天津飯に、爆笑したりドン引きしたりと当時のファンもどういう目で見ればいいのか迷ってしまったのではないだろうか。なお、とっておきの技であったにもかかわらず、天津飯はその後一度も排球拳を使うことはなかった。 1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載され、シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える鳥山明の同名漫画が原作。以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作され、20作を超える劇場版も公開されたほか、数多くのゲームシリーズにもなっている大ヒット作だ。 40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月11日より放送中。 (C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
ABEMA TIMES編集部