笠岡出身の詩人・小説家、木山捷平の生誕120年記念特別展 作品集「耳学問」がヒット 岡山市
KSB瀬戸内海放送
岡山県笠岡市出身で詩人・小説家の木山捷平(しょうへい)の生誕120年を記念した特別展が岡山市で開かれています。 【写真】木山捷平が1957年に発表した作品集「耳学問」
1904年に現在の笠岡市で生まれた木山捷平は、学生時代から数多くのペンネームを使って文学作品を投稿していました。1957年に発表した作品集「耳学問」がヒットし、全国的に有名になりました。 岡山市の吉備路文学館で生誕120年を記念した特別展が開かれていて、直筆の原稿や愛用の品など約120点が展示されています。 展示されている中には、「葬式代がないから辛抱しているようなもの」と、この世に生きている自分をユーモラスに表現している詩も。 また、手紙や写真から太宰治や井伏鱒二らの文豪と交流があったことが分かります。 (吉備路文学館 学芸員/友森陽香さん) 「展示を通して(木山の)文学に対する思いを 感じ取っていただければ」 この特別展は9月1日まで開かれています。
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