節約だけではなく健康にもよい?家で「料理」をする人が増えている理由
昨今、外出頻度が減ったことにより、家でもできる健康によいことを始める方が増えています。中でも節約と健康を兼ね備えたライフスタイルとして「料理」を始める方もいるようです。料理は単にお金を節約するためだけではなく、自炊によって健康的な生活を送れます。 この記事では、家で料理を始める方が増えている理由と、料理を楽しむことが健康面や経済的にどれくらいのメリットがあるかを解説しています。 家でできることを探している方や食費を節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
家で料理をする頻度が増えた人は約4割
アイランド株式会社が行った、コロナ禍における料理と生活の変化に関するアンケートによると、40%の方が家で料理をする頻度が増えたと回答しました。 またテレワークが浸透したことにより、昼食を家で作るという方が増えたといわれています。家にいる時間が増えたことや、料理をすることに楽しみを見いだしたことが影響していると考えられます。 食材の購入で意識していたことに対して、健康を意識した食材と回答した方が65%、免疫力を意識した食材が46%という結果となりました。買い物でも、健康志向が浸透しているといえます。 家で過ごす時間が増えたことに加えて、物価高による節約意識から自炊の頻度が高まったことも影響していると考えられます。 ■料理をすることで年間でどれくらい食費を節約できるか 実際には、どれくらいの食費が節約できるのか気になる方も多いでしょう。 総務省統計局の家計調査報告家計収支編2023年(令和5年)によると、2人以上の世帯の1ヶ月あたりの食費の内、食料費は7万2084円、外食にかかる費用は1万4470円という結果が出ています。 年間に換算すると、食料費は86万5008円、外食にかかる費用は17万3640円となります。外食をしないと約17万円の出費がおさえられます。しかし、一度も外食をしないというのは難しいので、状況に合わせて自炊を始めてみるとよいでしょう。 ■家で料理をすることのメリット 家で料理をするメリットは、以下のものが考えられます。 ・ストレス発散につながる ・リラックス効果が得られる ・健康的な食事を作れる ・人間的な魅力が高まる ・家族や友人との交流が深まる ・新しいスキルが身につく 料理に没頭したり集中したりすることで、ストレス発散やリラックス効果が期待できます。自分の好きな食材や味付けの料理を作れば、満足感も高まるでしょう。さらに、自分で作った料理を食べると、達成感を味わえるはずです。 ほかにも、家族と友人を招待して手料理を振る舞うのもよいでしょう。相手も料理が好きであれば、一緒に作るのも楽しいかもしれません。家族や友人との交流が深まり、毎日に充実感が生まれます。 家で料理をすることで、家計だけでなく健康や人間関係にもよい影響があるといえるでしょう。