H3ロケット「成功させたい」 JAXAの山川理事長
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の山川宏理事長は9日の定例記者会見で、15日に打ち上げが予定されるH3ロケット2号機について「現在、機体や発射場の観点から打ち上げを妨げるものはない。ぜひ成功させたい」と抱負を述べた。 H3を巡っては、昨年3月に1号機が離陸後に2段目エンジンが点火せず、打ち上げは失敗した。2号機では点火装置などが改良されており、山川氏は「見落としがないか、徹底的に検証してきた」とした。 また世界初のピンポイント月面着陸に成功した探査機「SLIM(スリム)」に関しては「国際競争力の観点で非常に大きな成果。今後の月や太陽系の探査で必須となる技術だ」と話した。