2024年1~6月の自動車輸出、0.3%減の201万台 アジア向けトラックが不調 自工会発表
日本自動車工業会(片山正則会長)が7月30日に発表した2024年上期(1~6月)の四輪車の輸出台数は前年同期比0.3%減の201万7660台だった。半導体の供給が正常化し、乗用車は前年同期比1.6%増だったが、トラックがアジアなどで減少し、同17・3%減となった。 地域別ではカナダが好調だった北米(2.4%増)のほか、南米(5.6%増)、アジア(同8.0%増)が前年を上回った。アジアのうち中国は同33.5%増となったが、タイはローンの審査厳格化でトラックが同71・5%減となり、乗用車と合わせても同13.6%減だった。インドネシア(同20.8%減)、フィリピン(同5.7%減)なども前年同期を下回った。インドは同65.8%増と好調を維持した。 欧州は33万4117台(同3.5%減)だった。主要市場ではドイツが同6.1%減、フランスは同1.8%減、イタリアは同1・4%増だった。 車種別では乗用車が183万675台(同1.6%増)、トラックが14万1371台(同17.3%減)、バスが4万5614台(同9.0%減)だった。 5月の自動車生産は前年同月比4.5%増の65万1285台だった。