傑作コレクション「ロレアート」史上初となるグレード5チタンの腕時計を発表
230年以上の歴史を誇るスイスウオッチの名門【ジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)】が、最新モデルを発表。ブランドの代表的コレクション「ロレアート」にグレード5チタンを初採用した「ロレアート クロノグラフ Ti49」が発売となり、価格は272万8000円(税込)。
ケース素材にグレード5チタンを初採用
「ロレアート クロノグラフ Ti49」は、「ロレアート」コレクション史上初めてケース素材にグレード5チタンを採用した。グレード5チタンとして知られるチタン合金6-4は、1951年にスタン・アブコヴィッツ教授が発明した合金であり、チタン約90%、アルミニウム6%、バナジウム4%、ごく微量の鉄と酸素で構成される。軽量で強靭、硬く、耐食性に優れ、非磁性で低アレルギー性といった多くの特徴を持つため、化学、医療、海洋、兵器、航空といったさまざまな産業分野で採用されており、高級時計のケースやブレスレットに使用されることも少なくない。通常のチタンよりやや薄く肌なじみのよい色合いも魅力のひとつで、腕時計に適した素材といえよう。
サテンとポリッシュの2つの仕上げによるケース
「ロレアート クロノグラフ Ti49」の42mm径のグレード5チタン製ケースは、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせており、コントラストの効いた本機ならではの外観を実現。多面的で角が多い設計のため、ケースの複雑なフォルムに光がまとわりつくように反射し、光と影の共演を楽しむことができる。トノー型フォルムの上に台座が乗り、さらにその上に八角形のベゼルをレイアウトしたアイコニックなデザインは、1975年発表の初代モデルを踏襲したものだ。
クル・ド・パリ模様が施されたグレー文字盤
この独特の存在感を放つグレード5チタン製ケースには、複数のピラミッドが並んだようなクル・ド・パリ模様を施したグレーの文字盤をセット。文字盤の3時位置にはスモールセコンド、6時位置に12時間積算計、9時位置に30分積算計が配され、横3つ目のフェイスデザインが何とも魅力的だ。GPロゴ、モデル名、ミニッツトラック、カウンターを取り囲むマーキングはすべてホワイトで描かれ、グレーの文字盤との対比が明確なカラーリングも秀逸。グレーのPVD加工を施したバトン型の時針と分針、同じくバトン型のインデックスを採用し、針とインデックスにはいずれもホワイトの蓄光塗料が塗布されているため、暗所における視認性も十分だ。