猫にとって「快適な温度」はどのくらい? 冬の3ヶ月、猫のために「エアコン」をつけっぱなしにすると電気代はいくらになる?
自宅で犬や猫などのペットを飼っていると、夜間や家を空けている間の室温が心配になる人が多いのではないでしょうか。ペットが自分で室温を調節できない場合、エアコンを何度に設定するべきなのかが悩みどころです。 そこで今回は、猫が快適に過ごせる室温と、その室温をキープするために電気代がいくらかかるのかを解説します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
3ヶ月間の電気代は約4万3200円
猫にとっての快適な室温は20~28度、湿度は50~60%とされています。住んでいる地域によっても異なりますが、冬場に暖房器具を使用しないと室温は一桁台、場合によってはマイナスになるケースもあるでしょう。 猫に適した室温にするために活用したいのがエアコンです。冬場の3ヶ月間、エアコンをつけっぱなしにする場合の電気代を計算していきましょう。 パナソニックのルームエアコン「CS-J253D」を例にとると、暖房使用時の消費電力は630Wです。ただし、エアコンの消費電力は一定ではないため、あくまでも目安と考えてください。 1時間あたりの電気代は、0.63kW×31円/kWh=約20円、つまり1日あたりの電気代は約20円×24時間=約480円となります。電気料金は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhを採用して計算しました。 1ヶ月を30日と仮定すると、1ヶ月間の電気代は約480円×30日=約1万4400円となります。冬場3ヶ月間、エアコンをつけっぱなしにする場合の電気代は約4万3200円であることが分かりました。
エアコン以外の暖房を使うのはあり?
エアコンは電気代が高いため、ほかの暖房器具を使用したいと考える人もいるでしょう。結論からいうと、外出時に電気ストーブや石油ストーブなどの暖房器具を使用することはやめましょう。 人間が監視できない状況で電気ストーブや石油ストーブを使用すると、火事になるリスクがあるため大変危険です。また、エアコンのように温度調整ができないため、室温が上がりすぎて猫の体に負担がかかる可能性があります。 電気代に関しても電気ストーブはエアコンよりも高くなるケースが多く、電気代の節約にはなりません。石油ストーブを使用すると電気代は節約できますが、代わりに灯油を購入する必要があり、灯油を注入する手間もかかります。