神田愛花、初のエッセイ本は「お墓に入れて欲しい」バナナマン日村に「原稿を読み聞かせ」
フリーアナウンサーの神田愛花が7月3日、都内で初のエッセイ本『王道っていう道、どこに通ってますか?』(8日発売、講談社)の発売記念会見を行った。 【写真】“画伯” 神田愛花、斬新な直筆イラストの出来栄えは「私の中では120点」 週刊誌「FRIDAY」での連載エッセイ「わたしとピンクと、時々NY」をまとめ、加筆・再構成したという同書。発売を前にした心境を「うれしいです。“やっとここまでたどり着いた” という気持ち」といい「フリーアナウンサーになって3つの夢というか目標があって、そのうちのひとつが執筆活動をすること。なかなかご依頼をいただくチャンスがなく、『FRIDAY』さんからお話をいただいてすごくうれしくて。『FRIDAY』ということにはちょっとびっくりしたんですけど(笑)」と明かす。 「すごく自由に発言できる場を頂戴して、何とか毎週連載を続けられて本になったということが本当にうれしい。生きているうちに形のあるものを残せるって、やりたくてもできることではないので、それができたことがすごくうれしくて。お墓に入れて欲しいなと思っています」と喜んだ。 「子どもの頃から王道をゲットできたことが一度もない」という神田は、タイトルに込めた思いを「アナウンサーでいうと、高島彩さんのような “ザ・アナウンサー” というキラキラした皆さん。報道でいうと安藤優子さん。政治家でいうと、首相や党首といったテレビによく出てくる方が王道というイメージ。“この職業ってこういうお仕事だよね” というイメージの方が私の中の王道なのですが、これまでの人生でその歳、その歳の王道を歩めたことがなかった」と吐露。
「ずっとそれがコンプレックスで悔しい思いをしてきたんですけど、人生で王道を歩めている人は恐らく一部なので、皆さんそういう思いをたくさんされてきていると思う。そんな皆さんにもぜひ共感していただきたいし、王道を通ってこなかった自分がすごく人生気楽になれたという気持ちも書かせていただいた。どなたにも当てはまるタイトル、内容だと思いますのでぜひ共感していただきたい」とアピールした。 自ら描いた直筆イラストについて「絵が加わることで話がより立体的に見えるのかなと思いまして。毎週書いているエッセイの “ここを一番見てほしい” というところをイラストにして、3次元みたいな感覚で読んでいただけるように頑張って描いてみた」という神田。 発売前なので夫の「バナナマン」日村勇紀にも見せていないといい「夫には原稿を書いて『FRIDAY』さんに提出する直前に読み聞かせをしている(笑)。原稿は携帯で書いているのですが、見せようとしても老眼が始まっていて見られないので、読み聞かせで聞いてもらっています」と驚きのエピソードを披露した。 今後の目標は「NHKを辞めてフリーになった時の目標である、安藤優子さんのような視聴者や制作の皆さんから信頼を得られた人間になって、帯の報道番組を女性ひとりで仕切る仕事を今後も目標にしていきたい。プライベートではニューヨークが好きで、いつか1年間だけ住んでみたい」と語り、目を輝かせた。