副業詐欺容疑で22人逮捕 総額約13億円、3000人が被害か
副業を持ちかけて求職者から手数料をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は7日、東京都港区赤坂7、職業不詳、岸本守恭容疑者(47)ら男女22人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。2023年1月から約2年で約3000人から、総額13億円をだまし取ったとみられる。 逮捕容疑は9月上旬、20代男性に電話で「副業に必要なプラン料金を支払えば、高額収入を得られる」などとうそをつき、計97万5000円相当の仮想通貨(暗号資産)をだまし取ったとしている。警視庁は22人の認否を明らかにしていない。 警視庁によると、逮捕された男女は詐欺グループ内で求職者と電話などでやり取りする役割を担い、岸本容疑者がリーダー格だったとみられる。 グループは「ノルマやリスクのない即日即金の副業を紹介しています」などとSNS(ネット交流サービス)に広告を出しており、警視庁は上位の指示役がいたとみて調べている。【遠藤龍】