14日(木)夜は「ふたご座流星群」出現ピークに 観察はできる? 各地の天気は
15日(金)午前4時ごろ、三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」の活動が極大を迎えます。14日(木)夜から15日(金)明け方にかけて出現のピークになりますが、各地の天気は。
■「ふたご座流星群」出現ピークに 8年ぶりの好条件
15日(金)午前4時ごろ、三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」の活動がピークを迎えます。この「ふたご座流星群」は、毎年安定して多くの流れ星が見られる流星群として知られていますが、今年(2023年)は月明かりの影響を全く受けないことや、流星群の活動のピークが日本時間の夜中にあたるということもあり、絶好の観察条件となるようです。 国立天文台によると、空の暗い場所で観察した場合、流星の数は、14日(木)午後9時ごろで1時間あたり30個を超え、放射点が空高くなる15日(金)午前0時から午前3時ごろには1時間あたり70個に達する可能性があるといいます。 この予想流星数は、ここ数年のうちでは最も多く、条件としても2015年以来、8年ぶりの好条件だということです。
■ふたご座流星群の夜 各地の天気は?
ただ、いくら条件が良くても、雲がかかってしまっては観察することができません。14日(木)は、日中は高気圧圏内で日差しの出る所が多くなりますが、西から天気は下り坂です。今夜遅くには西日本や、東海・北陸の一部で雨が降り出し、東日本や北日本の各地も雲が広がる予想となっています。 しかし、北海道の東部や沖縄・奄美では観察が期待できるほか、関東甲信の一部でも雲の切れ間から見られる可能性はあります。
■流星観察のポイントは
流れ星を観察する際は、以下のポイントをおさえると見つけやすくなります。 ・観察を始めてすぐは、屋外の暗さに目が慣れていません。少なくとも15分程度は観察を続けると、次第に暗さに慣れ、流星を見つけられるようになってきます。 ・なるべく暗い場所で観察しましょう。人工の明かりが多い所では暗い流星は見つけづらくなります。また、広い空を見渡せる見通しのいい場所を選ぶことも重要です。 ・流星は、放射点付近だけでなく、空のあちこちに現れます。放射点のあたりを凝視するのではなく、なるべく空の広い範囲を見渡すようにするといいでしょう。 冬のこの季節にじっと空を眺めていると大変な寒さを感じ、体が芯から冷えてきます。流星観察をする際は寒さ対策を万全にしておこなってください。