海野康志郎

からつボートの「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」は13日、セミファイナル4個レースが行われる。 ◇ 変幻自在に突破口を開く。海野康志郎（（36、山口）は初戦の一般戦2Rでイン逃げを決めると、6号艇で臨んだトーナメント10Rで前ヅケに動いて2コースを確保。差して2マークでは森永淳、2周1マークでは榎を退けて3着に粘り込み、〝第一関門〟をクリアした。 「整備して伸びは若干よくなった。それでもギリギリ戦えるという感じで楽しみがある足ではない。もっと伸びが欲しいですね」 低調36号機とのタッグ＆大外枠とあって、オープニングセレモニーでは「僕の3Daysは9割終わりました」と自虐ネタを披露したが、もちろん諦めてはいない。当地では〝セット交換〟ができないため、トーナメント前にピストン2本、リング3本、シリンダーケースの〝セット交換風〟大整備を敢行。上昇の兆しは見えたが、頂上決戦に駒を進めるためにもさらなるパワーアップを狙う。 からつは昨年12月の一般戦の優勝戦で2枠からインを奪うと逃げ切りV。10優出4Vと実績ある水面だ。 「（前半の1着で）10割終わったと思ったけど、一日延命した。延長戦だと思っていく」 セミファイナル10Rは3号艇。巧みなハンドルで首位を奪い、同期の地元大エース・峰（11R6号艇）より一足先にファイナルに名乗りを上げる。（佐野友記）