米大統領選 トランプ氏が勝利宣言「国民に感謝しかない。この偉大なる栄誉を得ることができた」
米大統領選が5日、(日本時間6日)、全米各地で投開票され、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が同日深夜、フロリダ州の集会場で勝利宣言した。 【写真】勝利宣言を行ったご機嫌のトランプ氏の隣で、拍手をしながらほほ笑みかけるメラニア夫人 トランプ氏と民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)との戦いは、大統領選史上まれに見る大接戦が伝えられる中、トランプ氏は激戦州のノースカロライナ州、ペンシルベニア州などで勝利を確実にするなど、過半数の270人の選挙人獲得へ前進。米ニューヨークタイムズはトランプ氏勝利の確率が95%を超えたと伝えた。 5日深夜2時すぎ(日本時間6日)、熱心な支持者が集まった会場に、紺のスーツ、赤いネクタイ姿のトランプ氏が登場した。USAコールが起こる中、「アメリカ国民に感謝しかない。この偉大なる栄誉を得ることができた。第47代大統領、第45代でもあった私を選んでいただいた」と勝利を確信したコメント。「すべての皆さんのため、皆さんの家族のため、皆さんの将来のため、私は戦う」と誓いを口にした。 トランプ氏は7月、ペンシルベニア州バトラーで暗殺未遂に遭い、耳を負傷しながらもガッツポーズを見せて強いリーダーの姿勢を固辞。歌手テイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュら人気芸能人の支持を受けたハリス氏に対し、選挙期間中には「我々にスターは必要ない。我々には政策がある」と政策至上主義を訴え、「史上最悪の副大統領だ。カマラ、お前は出て行け。クビだ!」と、ライバルをあおっていた。 トランプ氏が勝利すれば、4年ぶりの大統領復帰を22、24代大統領だったスティーブン・クリーブランド氏(民主党)に次ぎ米史上2人目の「返り咲き」大統領となる。