「ドジャースに欲しい!」エンゼルスの若き剛腕 23歳の169.8キロに球場騒然「打てないですよ」
大谷翔平の凱旋試合ともなった現地9月3日(日本時間4日)に行われたエンゼルス戦では才能豊かな若き剛腕にも注目が高まった。 【動画】チャプマン超えも近い?ジョイスが今季最速の169.8キロの速球を投げたシーン 9回から登板したエンゼルスのベン・ジョイスは先頭打者のテオスカー・ヘルナンデスを内角低めの103マイル(約165.8キロ)で右飛に打ち取ると、続く2人目のウィル・スミスに対しては得意のフォーシームで2球で追い込むと、最後は102.1マイル(約164.3キロ)で空振り三振に。 勢いは止まらない。3人目のトミー・エドマンに対してもスライダー2球で追い込むと最後は内角低めのフォーシームで連続三振を奪った。最後の1球の球速は105.5マイル(約169.8キロ)を記録。剛速球には球場内からもどよめきが起きていた。 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によるとこの1球は2008年から始まったピッチトラッキング導入以降で最も速い三振球だといい、MLB全体で見てもアロルディス・チャプマン(パイレーツ)がデビューイヤーの2010年に記録した105.8マイル(約170.3キロ)、16年の105.7マイル(約170.1キロ)に次ぐ史上3人目の記録だという。 早速、この剛速球を目撃した野球ファンの間からは最近はドジャース救援陣も苦しい投球が続いていることから「来年ドジャースに欲しい!」「こんな才能豊かなピッチャーがエンゼルスにいたのか」など驚愕の声が上がっていた。 中継解説(NHK-BS)を務めた武田一浩氏も「これでコントロール良かったら打てないですよ」と脱帽の様子を示していた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]