ローリー・マキロイの2024年最新セッティング。「Qi10はフェース真ん中で打ちやすい。だから44インチを45インチまで長く延ばせた」
6月の第2週、メモリアルトーナメントで撮影したローリー・マキロイのクラブセッティング。昨秋、Qi10シリーズがツアーデビューした時はQi10のLSモデルを選んだが、今はレギュラーのQi10ドライバーを使っている。 ローリー・マキロイのクラブセッティングはこちら
テーラーメイドの担当者によると、マキロイは「Qi10を改めて構えてみると、ヘッドのシェイプとフェースの見え方がすごく落ち着いていて、フェースの真ん中に当てやすいと感じたんだ。短いシャフトのまま打ってみると、打点も真ん中に集まり、これならシャフトを長くしても打てそうだ」と試していき、それまでの短尺仕様の44インチを44.5インチ、45インチと延ばして今に至っている。
ドライバーのスタッツは平均飛距離が318.9ヤードでツアートップ、フェアウェイキープ率は67.93%で28位、トータルドライビングも1位。とくにトータルドライビングは昨年の57位から劇的にアップ、クラブの変更がドライバーショットの安定感をサポートしている。
2本のフェアウェイウッドはQi10の3Wと5W。ここ2年、3Wはステルス2プラスやシム、5Wはステルスプラスを入れ、それぞれロフト調整を加えながら使うことが多かったが、今はネック調整のないQi10でロフトもスタンダードな15度と18度。シャフトはドライバー、3W、5Wともにベンタスブラック。
4Iは中空ヘッドのP760。ただし4月頃はPROTOとだけ入ったキャビティアイアンを入れていたことがあった。次期モデルのテスト的要素もありそうなので、今後、替えるかもしれない。5Iからのアイアンセットはここ数年変わらずRORS PROTO。
撮影時は、RORS PROTOのPWを外してロフト46度のミルドグラインド(MG)4を入れていた。MG4は50度、54度の3本で、LWはボーケイウェッジ。マキロイはテーラーメイドの看板選手だが、ウェッジはボーケイを入れることが度々ある。