明日米移籍申請の西武・菊池雄星の本当のメジャー評価は?
おそらく、相場が4年総額、5000万ドル(約56億7400万円)以上に跳ね上がれば、菊池の選択肢は限られる。仮に6年総額4000万ドル(約45億4000万円)程度なら、選択肢は増える。 もちろん、菊池の判断基準はお金だけではないはず。生活環境やチーム状況も大切な要素。ただ、現実として希望するすべての条件が満たされるかは微妙だ。 例えば、菊池に興味を示すドジャース。チーム状況は悪くなく、生活環境も申し分ない。しかし、先発投手が余っている状況から、それこそ前田契約を受け入れるなら、という条件をつけられるのではないか。 有力と目されるパドレスは、生活環境は問題ない。資金もそこそこある。しかし、予想よりも早く再建が進んでいるとはいえ、優勝を目指すにはまだ時間がかかる。 結局、菊池がなにを重視するのか。逆にそこがはっきりしていれば、迷うことはないかもしれない。 (文責・丹羽政善/米国在住スポーツライター)