梅雨時期に注意 近鉄・駅や電車での「傘」忘れ物保管期間を短縮へ
近畿日本鉄道(近鉄)はこのほど、電車内や駅で発生する「傘」の忘れ物の保管期間を現行の3か月から2週間に変更すると発表した。変更は6月1日の預かり分から。 【拡大写真付き】あべのハルカス 地下の巨大時計に半分表示がない理由とは
6月1日から各駅長所在駅で2週間保管、特定できない傘は処分
近鉄によると、2017年度の忘れ物取り扱い件数は約38万件。そのうち、傘は8万件以上にのぼる。しかし、傘の返却率は約2割程度だった。 これまで、忘れ物は移管先である各駅近くの警察署内で3か月保管された後、返却されなかった傘の処分が行れていたが、保管スペースに余裕がなくなってきたという。 そこで、沿線の警察本部などから、電車などの公共交通機関やホテル、百貨店などの事業者に保管や処分を認める「特例施設占有者」制度を積極的に活用するようにと要請を受けたため、傘の保管期間を従来の3か月から「2週間」に短縮することになった。 変更は6月1日の預かり分からで、各駅長所在駅で2週間保管した後、持ち主が特定できない傘は処分する。ただ、名前が書いてあるなど持ち主が特定できる傘や、傘以外の忘れ物の取り扱いについては、変更がない。 ここのところ雨も多くなり、もうすぐ梅雨入りも近いとみられる。傘の忘れ物には注意が必要だ。