頑固にこだわる人のせいで仕事の現場が混乱。自分のやり方を突き通そうとする人を説得する、ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
頑固な職人気質の人を動かす
IT業界で働いていると、腕はいいけれどこだわりが強いエンジニアと仕事をする機会がある。時には顧客の要望を無視してでも「これがベストだ」と自分の意見を優先させようとする。そんな頑固な人に柔軟に対応してもらうには、どんなお願いの仕方をすればいいのか?
職人気質の人のプライドを“くすぐる”言い方を選ぶ
どの業界にも頑固者というか、自分のやり方を突き通そうとする職人気質の人っていますよね。我を突き通す先が社内とか身内だけならマシですが、お客さん相手にも同様の姿勢を崩さなかったりすると周りは困ったりします。 例えば、エンジニアなど技術職の人には、お客さんからの要望通りではなく、自分がベストだと思うやり方を崩さない人もいて、なかなか話が進まず現場が混乱することがあります。もちろん、仕事を振らずに済むならいいのですが、そういう人ほど腕がよかったり技術力が高かったりするので、余計に厄介だったりするわけです。 まぁ、製作側に決められたメニューがあったりすると要望に個別対応できないこともありますが、一点ものを作ったりする場合はお客さんの要望に合わせて柔軟に対応していったほうが穏便に済んだりします。 では、腕のいいエンジニアが自分の経験値を根拠に、「これがベストだ」とお客さんの考えに耳を傾けないような場合、どうすれば動かすことができるのか? 会社に所属している人であれば、「仕事として割り当てられたことをやらないのなら評価を下げます」と言えばいいだけの気がしています。そのエンジニアはアーティストとしてエンジニア業務を受けているわけではなく、会社が客商売をして仕事を受けているのですから当然のことですよね。