【RISE】王者大崎一貴に挑む政所仁「勝つまでやるから負けへん。最後に勝つヤツが1番」
立ち技打撃格闘技のRISE(ライズ)は15日に「RISEワールドシリーズ2024大阪大会」(エディオンアリーナ大阪第1競技場)を開催する。 メインイベントはRISEスーパーフライ級(-53キロ)王座戦(3分5R無制限延長R)。王者・大崎一貴(27=OISHI GYM)に、昨年の「RISE NEW WARRIORSスーパーフライ級トーナメント」を勝ち抜き、挑戦権を手に入れた政所仁(25=魁塾)が挑む。その政所が6日までに練習を公開。メディアに王座戦への意気込みを語った。 -最近の調子は 政所 もう追い込みを始めてから、ずっと調子良いんで。変わらず調子はバッチリって感じです。 -王座戦は3分5R無制限延長Rになってますが、どのくらいで倒したいか 政所 3R以内には倒せたらいいなと思います。もちろん延長をやる体力もつけてはいますけど、早い段階で倒せたら、見てる人も楽しいかなと思います。 -地元大阪での大会で、応援団はどれくらい来ますか 政所 200人弱くらいですかね。(いつもの大阪の試合より)多いと思います。(家族は)期待してくれてると思います。さすがに「今回こそ獲ってくれるやろ」みたいな感じじゃないですかね。 -19年5月にもRISEスーパーフライ級王者・田丸辰選手(当時)に挑戦して敗れている 政所 家族とか周りの友達とかは最初に負けた時のことも知ってくれているので、その分、気持ちも乗ると思うので。その分、楽しみなんじゃないかなと思いますね。 -大崎一選手ともちょうど4年前に対戦している(20年7月に大崎一が判定で政所に勝利)。その時の自分と今の自分は全然違う 政所 全然別人なんじゃないですかね。メンタルの持っていき方も全然違いますし。あと決定力が全然違う。5Rあればどこかで確実に倒せると思います。 -その決定力がダウンやKO勝利を生んでいる 政所 そうですね、1つ1つの技を磨いていってるんで、どの技でも倒せる。今までもそう言ってたんですけど、なかなか形にできなかった。でもここ数試合はそれを形にしていけている。言葉にも重みが出たと思います。 -最近、1人暮らしを始めて、減量食も自分で作っている 政所 実家の時から減量食は自分でやってたりしたので、あまり変わらないですけど。でもこないだ初めて自分で野菜を買いました(笑い)。今までは家にあるものでつくったり、「買ってきて」っていう感じだったので。今回は初めて自分で野菜を買いました。焼いただけですけど。 -今日は何を食べますか 政所 ブロッコリーと目玉焼きとか。あと肉とかも焼いたり。焼くだけですね、基本(笑い)。(減量は)だいぶ順調ですね。 -先ほどはご自身の攻撃力のお話でしたけど、大崎一選手の攻撃に対する政所選手のディフェンス力はどうですか 政所 最近、大崎選手が倒しているところをあまり見ないですし、決定力は僕の方が高いかなと思ってます。どんだけパワーがあっても当たらなかったら倒せないと思うので。(大崎一の攻撃は)当たらないんじゃないですかね。当てさせずに終わらせようかなと思ってます。 -大崎一選手は23年8月に田丸選手に負けるまで19連勝していた 政所 自分の戦い方を貫けて、そこを極めている。他のことをしない。1つを研ぎ澄ませた職人みたいな戦い方ですよね。 -その戦い方を攻略するには 政所 問題ないかなと思います。僕はずっと同じ戦い方というよりは、いろいろ取り入れていってというスタイルなので。たぶん僕のことを対策しづらいと思います。捉えられる前に僕が倒しちゃうんじゃないかと思います。 -ご自身のSNSに「勝つまでやるから負けへん」という言葉が書いてありましたが、座右の銘なんですか 政所 そうですね、最近よく言ってる気がします。僕は無敗で勝ち上がってきたわけじゃなくて。アマチュアの頃もめちゃくちゃ負けたし、めちゃくちゃ悔しい思いをしたけど、僕はチャンピオンになるって決めて、今もキックボクシングで生活している。だから「負けても最後に勝てばいいや」みたいな精神で。もちろん負けたら悔しいんですけど、最後に勝ったヤツが1番強いやろっていう気持ちでずっといてるんで。 -次の試合では大崎一選手に対して「最後に勝つ」というふうになりそうですか 政所 そうですね、ここをしっかり勝って、いったんリセットさせてもらって。また次の目標、キック人生の第2ステージのスタートなのかなと思います。