氷川きよし、デビュー15年の軌跡を振り返る衣装展に4000人が来場
今年デビュー15周年を迎えた演歌歌手・氷川きよしが、デビューから15年間で着用した衣裳を展示する、「氷川きよし衣裳展~平成の股旅野郎から演歌のプリンスへ~」(13日まで)が、10月9日に東京国際フォーラムで開幕した。 氷川の約80点の衣装が展示されている同展。 ホール7階の展示会場では、テーマごとに4つのコーナーを設けて衣裳を展示。 シングル曲の衣裳が中心の“思い出の衣裳”コーナーでは、氷川本人からの直筆メッセージが観客を出迎え、氷川が所属事務所である長良プロダクションで、故・長良じゅん会長に初めて会った日に着用していたというロイヤルブルーのセーターも展示されている。 また、“紅白衣裳”コーナーでは、デビュー以来14年連続出場中の「NHK紅白歌合戦」の衣裳の数々を展示。00年の初出場時の衣裳と、08年に「きよしのズンドコ節」で大トリを務めた際の記念すべき衣裳が中央に配され、来場者の注目を集めた。 毎年12月に行われる恒例のコンサートで使用されたきらびやかな衣裳の数々が見られる“きよしこの夜”では、龍の頭を肩に乗せた深いグリーンの衣裳「青龍」をはじめ、趣向を凝らした衣裳の数々が存在感を放つ。 “勝負の一着”コーナーでは、10月7日~8日に日本武道館で開催された「15周年記念コンサート~明日への道~」で着用したばかりの衣裳のうち3着を展示。オープニングでペガサスに乗って登場し観客の度肝を抜いた「白馬の騎士」や、アンコールで着用したゴールドの華やかな衣裳、「櫻」を熱唱した桜色のロングジャケットと、氷川本人が着用したばかりの衣裳が展示されている。 衣裳展示コーナー以外にも、氷川本人の私服を日替わりで展示する「私服のきよしコーナー」や、本人が着用したジャケットやハットを来場者が着用し等身大パネルと写真撮影ができる「なりきり写真館」などさまざまな催しが行われており、初日から約4000人の来場者が集まった。 なお、13日まで連日15時~20時の時間帯に、氷川のコンサートで毎回司会を務めている西寄ひがしによるトークイベントも開催。先日の15周年記念コンサートの裏側や思い出話など、氷川とともに15年間一緒に歩んできた西寄ならではの貴重なエピソードが明らかにされるという。