SixTONES・松村北斗 映画単独初主演 新海誠作品実写化「すずめの戸締まり」声優の縁
「君の名は。」「天気の子」などで知られるアニメ監督・新海誠氏の2007年に公開された映画「秒速5センチメートル」が実写映画化され、SixTONESの松村北斗(29)が主演することが21日、分かった。2025年秋公開。松村にとっては、初の単独主演映画となる。 全63分の原作は新海氏の3作目の商業公開作で、主人公の18年間を3つの時代ごとに連作短編形式で描いた。新海ワールドの原点となるセンチメンタリズムが凝縮された名作とたたえられ、実写化にあたっては新海氏とも意見交換をしながら脚本が制作されたという。監督は米津玄師の「感電」「KICK BACK」、星野源の「創造」などのミュージックビデオを手がけてきた気鋭の奥山由之氏(33)が担当し、2時間の長編映画へと再構築している。 松村は興行収入149・4億円の大ヒットを記録した22年公開の新海作品「すずめの戸締まり」でキーマンとなる青年・宗像草太の声優を務めた縁がある。キャスティングについて、新海氏は「最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演をつとめてもらえることにも、人生の不思議さを感じます」と歓喜。完成に向け「誰よりも完成を心待ちに、応援しています」とエールを送った。 もともと原作のファンだったという松村は、リスペクトが深いだけに参加に二の足を踏んでいたと明かしつつ「奥山監督をはじめとする製作陣の原作への憧れと愛。そして、新海さんから言っていただいた『北斗くんで見たいですね。』というお言葉がこのチームで挑戦する理由をくれました」とコメントしている。