JPモルガンAMのETF世界責任者、ゴールドマンAMに移籍-関係者
(ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントはJPモルガン・アセット・マネジメントの上場投資信託(ETF)ソリューション世界責任者だったブライオン・レーク氏をパートナーとして迎え入れた。
非公開情報を理由に、事情に詳しい関係者が匿名で明らかにしたところでは、レーク氏は今夏から顧客ビジネスで幅広い役割を担う。
レーク氏は最近までJPモルガンのグローバルなETF事業を率いて新たな金融商品の開発や既存商品の監督などに携わっていた。JPモルガンには7年強在籍した。
JPモルガンAM、ETFソリューション世界責任者レーク氏が退社へ
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は「これはスター選手が同じ地区のライバルチームに移籍するようなものだ」と指摘した。
ゴールドマンはコメントを控えた。ゴールドマン入社についてはロイター通信が先に報じた。
これとは別に、ゴールドマンのETFグローバル責任者だったマイク・クリニエリ氏が退社した。広報担当者が退社を確認した。退社はシティーワイヤが最初に報じていた。
クリニエリ氏の後任人事の計画はなく、ブレンダン・マッカーシー氏は引き続きETFスペシャリスト・資本市場責任者を務める。
ゴールドマンのETF事業は現在、40のアクティブおよびパッシブ戦略の下、300億ドル(約4兆6800億円)余りの資産を運用している。ブルームバーグ集計データによると、同社はETF発行会社のランキングで17位。2018年時点では15位だった。
バルチュナス氏は「ゴールドマンはETFを始めた当初は非常に強かったが、間違いなく優位性を失った。5年ほど前に取り組みを緩めたようだ」と述べた。
原題:Goldman Sachs Taps JPMorgan’s Bryon Lake to Join as Partner(抜粋)
--取材協力:Katie Greifeld、Emily Graffeo.
(c)2024 Bloomberg L.P.
Isabelle Lee