バイデン米大統領、イスラエル首相を注視していく-「率直」な会談後
(ブルームバーグ): バイデン米大統領は10日、パレスチナ自治区ガザの民間人の状況改善についてイスラエルのネタニヤフ首相に「率直で単刀直入な」メッセージを伝えたと述べた。
ホワイトハウスで開いた岸田文雄首相との共同記者会見でバイデン大統領は、ネタニヤフ首相が「私に約束したことを果たすかどうか、様子を見ていく」と述べた。
大統領はまた、イスラム組織ハマスが拘束している人質の返還と引き換えに6週間の停戦を行う提案を受け入れるよう呼びかけ、米国が人質解放に引き続きコミットしていると表明した。
バイデン大統領はさらに、イスラエルに対し検問所を新たに開放し、戦争で荒廃した地域に救援物資を運び込むため、より多くのトラックが入れるようにするよう求めた。
7カ月目に入ったイスラエルとハマスの戦争は、バイデン大統領の再選キャンペーンに大きな重しとなっている。
大統領は先週、ネタニヤフ首相との電話会談で、イスラエルの戦争に対する米国の支援はガザ民間人の保護を強化するかどうかにかかっていると述べ、民間の犠牲者が増えるのはこれ以上容認できないと示唆していた。
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原題:Biden Says He’s Watching Netanyahu After Their ‘Blunt’ Talk (1)(抜粋)
--取材協力:Justin Sink.
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Jordan Fabian, Ethan Bronner