「免疫機能や体力を落とさないで、なめてはいけない」インフル&新型コロナに引き続き注意を
大分放送
例年春には感染が収束するインフルエンザですが、今年はまだ流行が続いています。流行期の予測が難しい中、医師は対策の継続を呼びかけています。 【写真を見る】「免疫機能や体力を落とさないで、なめてはいけない」インフル&新型コロナに引き続き注意を 大分市のすみ循環器内科クリニックは、開業から20年以上、地域のかかりつけ医としての役割を担っています。 例年4月には収束するインフルエンザ。今シーズンはまだ患者がみられるといいます。 (すみ循環器内科クリニック・隅廣邦院長)「患者数は間違いなく減っているが、じゃあ終わったかというと、あやしいなという感じです。4月になっても患者が出ているというのはないですね。ほとんど終わりという感じだった」 9月下旬に異例の速さで注意報が発表され、流行が続いてきたインフルエンザですが、春休みで落ち着いていた学校現場での感染もちらほらみられ、大分市内の小学校では学級閉鎖となっているところもあります。 こうした中、インフルエンザワクチンによる抗体は時間が経つと低下する可能性があるとして、隅医師は感染の再拡大を懸念します。 (隅廣邦院長)「ワクチンの効果も抗体も落ちてくるし、かかっていない子どもたちも当然いるので、また、突発的にどこからか来たら、ぱっと広がるというのはあると思う」 インフルエンザと新型コロナの1医療機関あたりの患者数は1を超える流行が続いていて、どちらの感染症にも注意が必要です。 (隅廣邦院長)「一番は免疫機能や体力を落とさないようにするのと、特に高齢者や基礎疾患がある人は、どうしても重症化の危険性は残っているので、なめてしまってはいけないのではないかと思う」
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