「アクロス福岡」外観、ステップガーデン

　イベント「URBAN GREEN FESTA（アーバングリーンフェスタ）」が11月2日・3日、「アクロス福岡」（福岡市中央区天神1）で開催される。（天神経済新聞） 　アクロス福岡が主催し、「緑のある生活のファーストステップ」を目的に初めて開く。会場では、樹木や香り・照明などを使った空間展示やトークイベント、ワークショップ、物販を行う。 　同施設事業部 萩原美紀さんによると、「福岡県は全国でも有数の植木苗木の生産地だが、生活様式の変化に伴い生産量は減少傾向。最近では、筑後地域の植木生産者が中心となり、生産者が自ら原料の栽培・精油生産・流通までを行う取り組みを始めている」という。開催に当たり、「自然との共生をテーマに設計され、地域文化を発信しているアクロス福岡が、アクロス福岡らしい文化体験や音楽、工芸の側面から福岡の樹木についてアプローチできないかと考え、開催を決めた」と話す。 　1階・円形ホールでは、福岡で生産されたイロハモミジ、ギンバイカなどの樹木約200本をホール内に配置し、照明・香り・音楽などの演出を行う空間展示「都会の森」を設ける。ホールではトークイベントやコンサートも行い、2日はラテンハープアルパ奏者の小林知加さんがホール内のアロマの香りをイメージしたコンサート（予約不要。1日3回、各回20分）、3日はアットアロマの移動式蒸留装置「モバイルアロマラボ」の誕生秘話などを話す「アロマ蒸留トーク！」（予約不要）を行う。 　1階・アトリウム、コミュニケーションエリア、2階・ロビーではワークショップや物販を行う。ワークショップは「芳香蒸留水バイキング」（2,900円）や、「アロマミストづくり」「ギンバイカ消臭ビーズ作り」（以上1,000円）などを開く。販売商品は福岡市文化財の工芸品「高取焼」の野花挿し（2,750円～3,300円）、草木染のストール（8,800円～1万3,200円）、「UEKIYA AROMA」が作る精油（10ミリリットル＝2,000円～1万円）、「香る切り枝バイキング」（5本500円）など。 　開催時間は10時～17時（最終日は16時まで）。トークイベントやワークショップの申し込みはウェブサイトで受け付ける。