雪崩に10人巻き込まれる 2人救助、8人自力下山 北アルプス風吹岳
2日午前11時半、北アルプス風吹岳(1888メートル)付近で雪崩に巻き込まれた男性から「複数の人が雪崩に巻き込まれた」と110番通報があった。長野県警大町署によると、複数パーティの10人が巻き込まれた。このうち日本人の男性2人を県警ヘリで松本市内の病院に搬送した。残り8人は自力で下山。いずれもけがはないもよう。 【写真】北アルプス風吹岳で雪崩に巻き込まれ、自力で下山してきた人たち=2日午後5時過ぎ 県警ヘリは午後1時半、同35分に2人を救助した。 現場は風吹岳の東方にある南俣沢付近の標高約1400メートル地点で、雪崩の規模は確認中。大町署によると、遭難者の一部はビーコンとゾンデ棒、スコップを携帯しており、互いに協力して救助した。 大町署によると、登山計画書は提出されていたとみられる。バックカントリースキーで冬山に入っていたとみられる。