【長崎】被爆体験者に新医療費助成「受給者証」発送
NCC長崎文化放送
国が定めた援護区域の外で原爆に遭った「被爆体験者」に対する新しい医療費助成事業の申請者に対し、長崎市が「受給者証」を発送しました。
医療費助成事業の申請は今月2日から始まり、1719件にのぼりました。市は24日(火)に一回目の審査会を開き、3日までに申請があった322件を審査し、医療費の支給が認められた申請者308人にきょう、「受給者証」を発送しました。 書類の不備などで保留となった13人は次の審査会で審査します。審査会は来月上旬と下旬に2回予定していて、今後、月に1回を目安に開くということです。 国はこれまで被爆体験者の医療費の助成は、被爆体験による精神疾患とその合併症などに限定してきましたが、9月に長崎地裁が被爆体験者の一部を被爆者と認めた判決を受け、今月から被爆者と同等に拡充しました。がんや糖尿病、白内障といった11の疾病を対象に、精神疾患を要件とせずに医療費を助成します。 医療費助成事業の申請に期限はなく、長崎市役所1階の9番窓口、または各地域センターで平日の午前8時45分から午後5時半まで受け付けます。
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