メルセデス・ベンツの新型Eクラスにクロスオーバーモデル「E 220 d 4MATIC オールテレイン」が追加された
インテリアは、大きなトリムパネルがダッシュボード中央まで伸びている。特にオプション設定のMBUX スーパースクリーン(助手席一体型ディスプレイ)は、大型ガラス面がセンターから助手席まで広がるダイナミックなデザインだ。ガラス面の上側の輪郭に沿ってエアアウトレットの細長いノズルバンドが納められており、キャビン中央と左右両脇のエアアウトレットをつないで一体化している。
ドアセンターパネルが曲面を描きながら滑らかに流れ込むドアアームレストは、グラブハンドルやドアを閉めるグリップにもなり、パワーウインドウのスイッチも配置。シートの座面とバックレストの表面の形状は内側から外側へと優美に流れ、縦方向のラインが外側の輪郭に沿って伸び、上に向けて幅を増している。これはインテリアデザイナーが貝殻の有機的な美しさをヒントに採用した。標準設定のARTICO仕様では、シートは各パネルに精緻な縦方向のうねを形作る仕上げが施されている。レザーエクスクルーシブパッケージ選択時の本革(ナッパレザー)シートは、キルティングとパーフォレーションを施したダイヤモンドステッチとなり室内の高級感を高めている。また、レザーエクスクルーシブパッケージには、シートヒーター機能とシートベンチレーター機能(運転席・助手席)が含まれ、より快適なドライブを楽しむことができる。
MBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)
これまで新世代が投入されるたびにコックピットに革命をもたらしてきたインフォテインメントシステムMBUX。今回、新型Eクラスにおいて、サードパーティ製のアプリが利用可能になる等メルセデス・ベンツはMBUX開発における第3世代への大きな進化を成し遂げた。 オプション設定の3Dコックピットディスプレイは、内蔵されるドライバー側を向いた2つのカメラによって可能。ドライバーの左右それぞれの視線を追跡する技術により、特殊なメガネを使用せずにドライバーに3D映像を見せることが可能。ドライバーの視線が動いた場合、この視線追跡技術によりディスプレイに映る映像を連続的に変化させることで、常に3D表示を維持することが可能。