「好きな人に告白」は日本特有の「恋愛の順序」だった!?欧米と異なる“文化”が根付いたワケ
――その気持ち、すっごくわかる!私は友だちとの時間もひとりの時間も好きだから、付き合って恋人に自分の時間を奪われちゃうのが嫌だ。いつでも相手に合わせて行動しなきゃいけないのかな、連絡もすぐに返さなきゃいけないのかなと思うと、私も「ちょっとめんどくさい派」なのかも。 恋人と友だちの中間のような「〇〇フレ」が増えているのも、それぞれにとって心地よい関係性を考えた結果かもしれませんね。ただ、時間が経つにつれて、たとえば嫉妬のような気持ちを抱いたり、相手への想いが変わって「付き合いたい」と思うようになったりするかもしれないので、必ずしも「この人は友だち」「この人は恋人」と、ひとつの関係にずっとしばられなくてもいいと思いますよ。 ――気がついたら友だちを好きになってたってこと? 友だちどうしの関係性も、変わっていきますからね。そのときどきで、自分が好きな人と「どういう関係になりたいのか」を考えて、自分で納得した答えを出せるといいですね。 ● 付き合っていても 触れ合いたくない人もいる ――どういう関係になりたいか……。前に、友だちが告白をしたら、相手から「付き合うってなにをするの?」って聞かれたんだって。 なるほど。面白い質問ですね。それを聞かれた人は、なんと答えたのでしょう? ――「たしかに……」って、そこからなにも言えなかったって。それを聞いて、私もわからなかった。だから先生に聞きたかったの。付き合ったら、具体的になにするの? 多くの人は「親密な触れ合いができるようになること」を想像していると思います。親密な触れ合いというのは、手をつないだりキスをしたり、触れ合いができる間柄になるということ。ですが、付き合ってなにをするのかは、カップルそれぞれで話し合って決めることなので、いちがいには言えません。人によっては「一緒にいたいけれど、触れ合いは嫌だ」という人もいます。 ――付き合いたいのに、触れ合うのは嫌な人もいるんだね?