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10月から東京・渋谷区の路上や公園など公共の場所で飲酒を禁止する条例が施行された。これまでもハロウィーンや年末のカウントダウンなど大勢の人が訪れる期間に限って禁止していたが、条例を改正し、夕方6時から翌朝5時の間は、通年で公共の場所での飲酒を禁止する。 【全画像をみる】20代男性「公共の場での飲酒」賛成が多数派。どうなる？渋谷の路上飲酒禁止 対象となるエリアも渋谷駅周辺からさらに拡大した。 条例改正の背景には路上飲酒にともなうゴミの放置、騒音トラブルなどがあるが、罰則規定はなく、どのような効果があるか注目されている。 一方で、気になる調査（※）もある。リクルートの「ホットペッパーグルメ外食総研」によると、こうした屋外の公共の場での飲酒に関する意識には、性別や世代でギャップがあることが分かった。 上の図がその結果だが、男女ともに年齢が若いほど賛成する割合が高くなっており、全体としては「反対（反対・どちらかというと反対）」が43.3％と「賛成（賛成・どちらかというと賛成）」の19.9％を大きく上回っていたが、20代の男性は反対29.4%に対し、賛成34.7%という結果だった。 20代男性が屋外の公共の場での飲酒に賛成する理由として多かったのは、「外での飲酒は楽しい」27.6％、「風情がある、季節を感じられる」25.2％、「安くすむ」23.9％からだった。

飲み足りなくて路上へ？

屋外の公共の場での飲酒経験者にその経緯をたずねたところ、「お店で飲まずに、路上飲み・公園飲み等だけ」が57.0％と最も多かったが、「お店で飲酒した後に」屋外飲酒した人が25.9％、「お店で飲む前に」屋外飲酒した人も25.0％いた。お店での飲酒の前後で、屋外で飲酒するのも珍しくないことがわかる。 これも性別や年代での差があり、20～30代男性では、お店での飲酒の「前」や「後」に屋外の公共の場で飲酒していた割合がより高く3～4割にのぼった。 ホットペッパーグルメ外食総研は「若い男性においては、お店での飲酒だけでは時間的にもの足りないことが、屋外の公共の場での飲酒につながったのかもしれない」としている。 ※調査は2024年8月、首都・関西・東海圏に住む20～60代の男女を対象に実施された。有効回答数は8016件。