【エクリプスS】ホワイトバーチは回避…英ダービー馬シティオブトロイが絶対的存在へ
エクリプスS(G1、芝1990メートル、6日=サンダウン)に出走予定だったタタソールズゴールドC覇者ホワイトバーチ(牡4、J・マーフィー)は血液検査の結果が良好ではなかったため、同レースの出走を回避することが決まった。3日、レーシングポスト電子版が伝えている。 エクリプスSは3歳と古馬の中距離トップホースが激突する10ハロン路線のG1。今年は英ダービー馬シティオブトロイ(牡3、A・オブライエン)に対する古馬の大将格がホワイトバーチと見られていた。タタソールズゴールドCでは2着のディープインパクト産駒オーギュストロダンに3馬身差をつける圧勝で、本格化を印象づけていた芦毛馬。その後に予定されていたロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズSも今回と同様に血液検査の結果を理由に取り消していた。 ホワイトバーチが回避したことで、ダービー馬シティオブトロイが絶対的な存在として、今年のエクリプスSに挑むことになった。レースのスポンサーでもある大手ブックメーカー「コーラル」社の単勝前売りオッズはシティオブトロイが単勝1・4倍の断然人気。英ダービー6着のダンシングジェミニ、仏ダービー4着のゴーストライターの2頭が8・0倍で2番人気タイ。4番人気にシティオブトロイと同厩舎で前走コロネーションCでG1・4勝目を挙げたルクセンブルクという状況になっている。