中日、新人の背番号を発表 既存選手の「背番号シャッフル」に現実味?
中日は12月14日、新人選手の入団会見を実施。ドラフトで指名された支配下6選手・育成2選手の全8選手が披露された。 【動画】相手に絶望を! 中日守護神マルティネスの快投シーン ■ドラ1・金丸は「21」 まずは全8選手の背番号を記す。 1位:金丸夢斗(関西大・投手)「21」 2位:吉田聖弥(西濃運輸・投手)「47」 3位:森駿太(桐光学園高・内野手)「31」 4位:石伊雄太(日本生命・捕手)「9」 5位:高橋幸佑(北照高・投手)「61」 6位:有馬恵叶(聖カタリナ高・投手)「64」 育成1位:中村奈一輝(宮崎商・内野手)「202」 育成2位:井上剣也(鹿児島実高・投手)「203」 ドラ1・金丸には「21」が与えられた。憧れの今永昇太(カブス)が背負い、自らの誕生日(2月1日)にまつわるナンバー。本人も「希望していた」と言うように、4球団競合のゴールデンルーキーへの最大限のリスペクトが感じられる。 ドラ2・吉田の「47」は左腕の代表的ナンバーで、こちらも憧れと公言する杉内俊哉(元ソフトバンクほか)の背番号。中日では野口茂樹、笠原祥太郎らが付けてきた。 ドラ3・森の「31」はピッタリのイメージ。森野将彦(現コーチ)の全盛期、高橋周平の入団時の番号で、「神奈川出身・左のスラッガー」の系譜を継ぐことを期待したい。 唯一ひと桁の番号が与えられたのがドラ4・石伊。「9」は伝統的に捕手が背負うことが多く、かつてのMVP捕手・中尾孝義も付けていた。また、出身チームの大先輩・福留孝介も引退時に背負っており、縁深いナンバーといえる。 ■現状空いている番号は? 例年、新人選手の背番号が発表されると、既存選手の背番号変更も明らかになる。 15日正午現在では未発表だが、少なくとも仲地礼亜は「31」から変更されることが決まった。かつてのドラ1右腕はプロ2年間でわずか2勝に終わっており、新たな番号で飛躍につなげたい。 また、根尾昂の背番号が変わる旨も井上一樹監督が明言。野手時代から背負ってきた「7」と決別し、「投手らしい」番号で再出発する。 現状空いている番号は以下の通り。MLB移籍に伴い、小笠原慎之介の「11」も空き番になる見込みだ。 0, 12, 23, 26, 30, 32, 40, 52, 56, 62, 65, 66, 67 現役ドラフトで獲得した伊藤茉央、獲得が濃厚とされる外国人2選手はこの中から選ばれるだろうか。それとも落合政権でよく見られた「背番号シャッフル」が復活するのか。 今季活躍した福永裕基(68)、松山晋也(90)の変更があるかを楽しみにしつつ、発表を待ちたい。 [文:尾張はじめ]