地震被災の生徒、新たな一歩 石川県立高で入学式
石川県立高の入学式が8日、行われた。能登半島地震の被災地では避難や転居で地元を離れた子どもも多く、生徒が減少した学校もあった。それでも新入生は「地域貢献したい」「数学を勉強したい」と思いをはせ、新たな一歩を踏み出した。 1923年に創立した輪島市の輪島高には昨年より14人少ない76人が入学し、平野敏校長が式辞で「101年間で最も少ない」と説明。同校を選んだ新入生と保護者に感謝を述べた後、「未来を生きるために必要な力を3年間で学んでほしい」と呼びかけた。 珠洲市の飯田高では地震後在校生が20人以上転校するなどし、新入生は例年から半減し51人だった。