いざロボコン世界大会 26日開幕 茨城・竜ケ崎一高チーム 上位目指し「全力」
茨城県立竜ケ崎一高(太田垣淳一校長)の生徒でつくるチームが、26日にギリシャ・アテネで開幕するロボットコンテスト世界大会に日本代表として出場する。同校の生徒が日本代表に選ばれるのは2年連続。生徒たちは自作ロボットについて「精密で安定性があるのが強み」と語り、上位24チームが出場できるプレーオフ進出を目指す。 大会名は「ファースト・グローバル・チャレンジ2024」。今回は「未来における食料の供給」がテーマ。190カ国の代表が参加し、ロボットを使ったゲームやフードロス問題に関するプレゼンテーション、国際交流の活動などを行い、総合点を競う。 現地入りする日本代表の選手には同校から5人、栄光学園高(神奈川)、渋谷教育学園幕張高(千葉)から各1人の計7人が選ばれた。週2回のオンライン会議やビジネスチャットツールで他校の生徒と連絡を取り、交流を深めたという。大会に向けて設計やプログラミング、渡航費を集めるクラウドファンディングなどを各校で役割分担し、竜ケ崎一高は主にロボット作りを担当した。 同校2年、谷川友太さん(17)は自作ロボットについて「足回りの安定性と、細部まで気を抜かずに精密に作っているところが強み」と自信をのぞかせる。 昨年の大会には191カ国の青少年が参加し、日本は112位だった。2年生でリーダー役、鈴木悠心さん(16)は「プレーオフに進出し、日本も結果を出せるところを見せたい。全力で頑張る」と力を込めた。
茨城新聞社