琉球王国の国王の墓「浦添ようどれ」に落書き見つかる 防犯カメラに犯行の様子 警察が捜査進める
沖縄テレビ
琉球王国の国王の墓である「浦添ようどれ」で落書きが見つかりました。警察が文化財保護法違反の疑いで捜査を進めています。 喜屋武奈鶴記者: 「国指定の史跡・浦添城跡その中にある浦添ようどれの壁にアルファベットや図形のような落書きが見つかっています」 落書きが見つかったのは、国指定の史跡・浦添城跡の中にある文化財「浦添ようどれ」で、琉球王国の英祖王の墓とされる西室の壁面のほか、アーチ状の門や案内板の3か所で落書きが確認されています。 こちらは防犯カメラの映像です。提供:浦添市教育委員会 映像からは、上半身裸の男3人が訪れ、西室の前にある柵を蹴り飛ばし、スプレーのようなもので落書きしている様子が確認できます。 落書きは3日午後2時ごろ、巡回中のガイドの職員が発見しました。午前9時半ごろの巡回では落書きは無く、関係者によると、午前10時半ごろの犯行だということです。 松本哲治浦添市長: 「私たち浦添市民にとって誇りであり、心の拠り所であったはずの聖なる場所が、こういう目に遭っているということは非常に大きな憤りを感じています」 また、浦添グスク周辺の案内などを行う、歴史ガイドの玉那覇清美さんも怒りを露わにしました。 うらおそい歴史ガイド友の会玉那覇清美さん: 「(防犯カメラの映像を)見た後は怒りしかないです馬鹿者と言いたいくらいです」 警察は、文化財保護法違反事件として防犯カメラに映っていた人物の行方を追っています。周辺では他にも似たような落書きが見つかっていることから、警察は関連も視野に捜査を進めています。
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