設置以来32年 1度も点検せず 地下鉄さっぽろ駅 ガラス落下 列車走行の風で劣化か 札幌市交通局
HTB北海道ニュース
札幌市営地下鉄南北線のさっぽろ駅でホームの天井から防煙用のガラスが落下した事故について、札幌市交通局が32年前に設置して以降、1度も点検をしていなかったことがわかりました。 今月4日、地下鉄南北線さっぽろ駅の真駒内駅に向かうホームで、天井から吊り下げられた「防煙垂れ壁」と呼ばれるガラスが落下し、ホームや走行路面に破片が飛び散りました。 札幌市交通局は落下の原因について、列車が走行する際に吹く風で吊り金具が劣化し破断した可能性が高いとしています。 防煙垂れ壁は火災発生時に煙が広がらないようにするもので、さっぽろ駅では1992年に設置されて以降、点検が1度も行われていなかったということです。 札幌市交通局はこれまで点検項目に防煙垂れ壁が入っていなかったため、今後、ルールの見直しを検討するとしています。
HTB北海道ニュース