兵庫県の斎藤元彦知事、内部告発者の私的データ漏えい疑いで第三者委設置…立花孝志氏が昨秋公開
兵庫県の斎藤元彦知事は8日の記者会見で、自身のパワハラなどの疑惑を内部告発した男性職員(昨年7月に死亡)に関する私的情報のデータが漏えいした疑いを調査するため、7日付で第三者委員会を設置した、と発表した。県弁護士会が推薦する弁護士で構成し、年度内をめどに報告をまとめる。 【写真】「斎藤氏支援」で兵庫県知事選挙に出馬した立花孝志氏
政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が昨年11月下旬、男性職員の公用パソコンに保存されていた私的情報のデータだとして、ファイル一覧の画像をユーチューブに公開した。
斎藤氏は、情報漏えいが公益通報に該当するとの指摘もあるとして、第三者委員会では、データが公用パソコン内に保存されていたものと同一かを確認し、公益通報に該当するかや漏えいの経緯を調べると説明した。
県によると、週刊誌が昨年7月、県幹部が男性職員の私的情報を県議らに漏えいした可能性があると報道したことについては、第三者委員会とは別に、県から依頼を受けた弁護士がすでに調査を進めているという。