負債額は3億円超 岡山市南区の建設機械卸業「ヴォーグエンタープライズ」破産手続き開始決定【岡山】
岡山市南区の建設機械卸業、「ヴォーグエンタープライズ」が10月28日に岡山地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。 帝国データバンクによりますと「ヴォーグエンタープライズ」は2017年設立の建設機械の卸売業者です。 ウォータージェット工法による建設機械を扱うスウェーデン企業の日本総代理店として、全国の土木建設業者などへの販売・修理を手がけ、最盛期の2021年12月期には年売上高、約3億6200万円を計上していました。 しかし、その後はサービス対応が行き届かず、得意先とのトラブルが発生したほか、受注も低迷して2023年12月期の年売上高は約1億8900万円にまで落ち込み、債務超過に陥っていたということです。 このため2024年2月に、とび・土工・コンクリート工事の建設業許可を取得して、事業の多角化を進めたものの、思惑通りの施工実績を上げられず、本業の建設機械卸部門も商品調達に苦慮し、事業の継続が困難となりました。 負債総額は約3億1600万円とみられています。
岡山放送