ねんきん定期便、ちゃんと見てる?現役世代がチェックすべきポイントを解説!
毎年誕生月になると、日本年金機構より「ねんきん定期便」が送付されますが、お手元に届いた際には内容を確認しているでしょうか。年金というと、なんとなく難しいイメージがあり、ざっと確認して終わりという方もいるかもしれませんね。 ◆【ねんきん定期便】50歳以上と50歳未満で異なる!書式を見比べる しかし、年金は老後の生活費のメインとなるものであるため、保険料の納付実績についてはしっかりと確認しておきたいものです。 本記事では、現役世代の方が特にチェックしておきたい項目について解説していきます。この機会に、ねんきん定期便の正しい見方を覚えておきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
50歳未満のねんきん定期便の見方
「ねんきん定期便」には、50歳未満の方に送付されるもの・50歳以上の方に送付されるもの・特定の年齢(35歳・45歳・59歳)に送付されるものがあります。 まずは、50歳未満の方に送付されるねんきん定期便に記載されている内容を確認していきましょう。 ●おもて面の記載事項 【照会番号】 照会番号は、ねんきん定期便について問い合わせする際に必要な12桁の番号です。年金事務所や「ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号(Tel:0570-058-555)に問い合わせるときに、この照会番号を伝えます。 なお、基礎年金番号ではありませんので注意しましょう。 【これまでの加⼊実績に応じた年⾦額】 ねんきん定期便が作成された時点までの、加入実績に応じた年金の見込額が記載されています。昨年までの分と今年の分があり、1年間納めたことで、年金額がどのくらい増えたのかがわかるでしょう。 若いうちは払い込んだ保険料が少ないため、将来の見込額も少額ですが、これからも保険料を払い込み続けることで、受給見込み額は徐々に増加していきます。 【最近の月別状況】 直近1年間における国民年金の納付状況、厚生年金保険の加入区分・標準報酬月額・標準賞与額・保険料納付額が記載されています。 「未納」や「空白」がないかチェックしましょう。特に、加入する年金制度が変更になった場合(厚生年金→国民年金など)や、給与額に増減があった場合などは要確認です。 【公的年金シミュレーター二次元コード】 二次元コードをスマートフォンでスキャンすると、厚生労働省の「公的年金シミュレーター」にアクセスでき、将来の年金額を簡単に試算できます。 ●うら面の記載事項 【これまでの保険料納付額(累計額)】 現在まで納付してきた国民年金保険料と厚生年金保険料の合計額が記載されています。 【これまでの年金加入期間】 国民年金・厚生年金・船員保険など、年金の種類ごとの加入月数がわかります。老齢年金の受給資格を満たすには、すべての加入期間を合計した受給資格期間が120月以上あることが条件です。 【これまでの加入実績に応じた年金額(年額)】 現時点における加入実績に応じた受給見込み額(年額)がわかる欄です。あくまでも、これまでの実績のみでの金額であるため、今後の加入状況に応じて増減します。