中田翔 「中日15年ぶりの打点王へ」2010年以降100打点0人の打線を活性化する!
巨人を自由契約となり中日に移籍した中田 翔内野手(大阪桐蔭出身)が6日、入団会見に臨み、「打点にこだわる」ことを口にした。 【一覧】2023年 プロ野球 引退・退団・戦力外選手リスト 日本ハム時代に、広い札幌ドームを本拠地としながら、5度も100打点以上を記録し、3度の打点王を獲得している。同じく広いバンテリンドームでも同様の活躍に期待したいところだ。 もちろん、打点は自身の力だけではなく、前を打つ打者にも大きく影響される。現時点で、立浪和義監督が打順をどのように考えているかは分からないが、岡林 勇希外野手(菰野出身)や大島 洋平外野手(享栄出身)、細川 成也外野手(明秀日立出身)、石川 昂弥内野手(東邦出身)といった主軸として期待される選手たちが、どれだけ出塁するかによって大きく変わってくる。 彼らが出塁し、中田が本来の打撃を見せることができれば、自ずと中田の打点は増えていくだろう。 過去、中日で打点王を獲得した選手は2009年のブランコ(110打点)が最後となっている。2010年以降で打点王を獲得した選手は1人もいない。そして100打点以上をマークした選手も2010年以降ひとりもいない。ちなみにブランコが打点王を獲得した2009年は、森野将彦も109打点を挙げ、100打点以上の打者が2人揃っていた。 2010年以降で100打点以上の選手が1人もいないのは、セ・リーグで中日だけだ。広島は2010年以降に打点王を獲得した選手こそいないものの、2014年のエルドレッド(104打点)と、2016年の新井貴浩(101打点)が、それぞれシーズン100打点を達成している。 同じく球場の広い甲子園球場を本拠地としている阪神でも、2014年にゴメス(109打点)、2010年にはブラゼル(117打点)、新井貴浩(112打点)、鳥谷敬(104打点)が100打点以上をマークしていた。 中田はチームにとって待望の長距離砲。チームの得点力不足を解消するためにも、自身6度目の100打点以上を記録することで、勝利への貢献を狙う。