前髪のうねり、潰れる、ぱっくり割れはどう解決する?梅雨の時期、便利な2つのアイテムがあれば「40代の斜め前髪」がキープできる
(2) 手前に引き出して前髪の根元を矯正する
7割程度水分を飛ばしたら、次に前髪の毛束を手前に引き出して根元に温風をあてます。髪が完全に乾くまで行いましょう。
(3) マジックカーラーを巻く
熱が残った状態でマジックカーラーを巻きます。前髪は毛先から内巻きに、トップは大きめのカーラーを使って後方に向けて巻きましょう。
(4) 10分後の状態はこちら!
カーラーを巻くときに余熱があると、ふんわり感が高まります。完全に冷めるまで待ち、その後、外した状態がこちら。前髪とトップにきれいなボリュームが出ました。
(5) ヘアスプレーで毛流れを整える
割れてしまう前髪の端の辺りは、根元側を開くように指先でフリフリ揺らしながら、空気感を出します。さらに、少し離れた位置からソフトタイプのヘアスプレーを根元に少量吹きかけて、根元側の立ち上がりをキープします(写真左)。 次に、前髪の端と顔まわりの毛束をなじませるように手櫛を入れて(写真右)、再度ヘアスプレーで中間から毛先の毛流れをホールドします。前髪にも軽く吹きかけ、毛束をキープしましょう。ちなみに、ヘアスタイリストの桜井さんが使用したヘアスプレーは「ミルボン ニゼル ドレシア スウィングムーブ ヴェール」です。
大人の魅力が増す、美しい斜めバングが完成!
前髪の端もしっかりカバーできました。 トップやフロントにふんわりとした厚みが感じられるとグッとフレッシュな印象に! ヘアバランスが整うことで、あえて逆サイドの前髪に分け目をつけても中途半端にならず、素敵な雰囲気になりました。 ヘアキープスプレーは、湿度の高いこれからの季節はとても便利です。 ちなみに普段からクセ毛の私は、この時期はかなり前髪が暴れます……。クセが強いとソフトタイプのスプレーではすぐに逆戻りしてしまうため、ややキープ力が高いスプレーを愛用しています(同じくニゼルの ドレシア ホールドフィットヴェールがお気に入りで、湿気に強い皮膜をつくる、アクアレジストポリマーが配合されています) 。 マジックカーラーの仕込みに加え、髪のクセの状態に合わせてヘアスプレーの強度を自分の髪質によってセレクトすると、よりキープ力があがります。梅雨の季節の前髪対策に参考にしてみてください。 撮影/古谷利幸 取材・文/小澤佐知子 構成/國見香
小澤 佐知子