ウインブルドン連覇のアルカラスを母国の大先輩ナダルが祝福!「再び素晴らしい瞬間を迎えたね!」<SMASH>
今シーズン限りでの現役引退を示唆している男子テニス元世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン/現261位)が7月15日に自身の公式インスタグラム(@rafaelnadal)を更新。今季3つ目のテニス四大大会「ウインブルドン」の男子シングルスで大会連覇並びに四大大会4勝目を飾った同郷の若きヒーロー、カルロス・アルカラス(同3位)への祝福の言葉を送った。 【画像】ナダルが自身のインスタグラムに綴ったアルカラスへの祝福コメント 6月の全仏オープン(フランス・パリ/クレー)でグランドスラム(四大大会)3勝目を挙げた21歳のアルカラス。ディフェンディングチャンピオンとして参戦した今大会は苦戦を強いられながらも勝ち上がり、現地15日の決勝では四大大会史上最多の24度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(セルビア/2位)を相手に6-2、6-2、7-6(4)のストレートで完勝。同一シーズンに全仏とウインブルドンを制覇した史上6人目の男子選手となった。 快挙を遂げた若武者にすぐさま祝福の言葉を投稿したのが、男子ツアーを長年けん引してきたスペインテニス界の伝説的巨星、ナダルだ。今月末に開幕するパリ五輪(テニス競技は7月27日~8月4日/クレー)の準備のため今大会を欠場した38歳のレジェンドは、テレビ画面越しにアルカラスが喜びの雄叫びを上げている画像を添え、「カルロスおめでとう! 再び素晴らしい瞬間を迎えたね!」と綴った。 既報の通りナダルとアルカラスは共に単複でパリ五輪に出場予定。ダブルスでは2人で“ドリームペア”を結成することが決まっている。テニスの聖地で新たなマイルストーンを手にしたアルカラス、そして四大大会22勝を挙げている元王者のナダル。そんな2人が全仏と同じローランギャロスの舞台で力を合わせて戦う姿が見られるのは非常に楽しみだ。 文●中村光佑